中医基礎

ブログ

食べ過ぎたことによる症状が発生するメカニズム

まず、食事では、適量を維持することが重要で、飢えもせず、腹が張ることもないという状態を標準とします。 空腹期間が長くなることを過飢 過食することを過飽といい、 過飢と過飽は、どちらも脾胃の機能を阻害して疾病を発生させます...
ブログ

耳鳴り

東洋医学では、耳鳴りを「耳鳴(じめい)」といい、外界に音がないのに耳内に鳴声を感じることであると定義されています。 《外科証治全書》には「耳鳴は、耳中声あり、あるいは蝉鳴のごとく、あるいは鐘鳴のごとく、あるいは睡着し戦鼓を打つがごと...
ブログ

湿熱証

湿熱証というのは湿と熱が合わさり、人体に侵襲し、蘊結・薫蒸して起こる証候です。 ※蘊結:「蘊」は、包むか籠るという意味があり、「結」は詰まる状態を表します。 ※薫蒸:いぶしむすこと。 ケースとしては、 ①外邪として...
ブログ

陰虚証のあれこれ。

現代医学では、人は食べた物から栄養素としてタンパク質、脂質、炭水化物を消化器官で糖類や脂肪酸、アミノ酸などに分解・吸収し、呼吸によって得た酸素を使ってエネルギーに換えたり、人体を構成するタンパク質などに合成します。 同じように、東洋...
『素問』

『素問』異法方宜論篇 第十二 【毫鍼:鍼】

鍼(九鍼)は南方で発達し、伝来したとされています。 南方の地域は、天が高く、日光がさんさんと降り注ぎ、あらゆる自然界のものを生長させ養う気候で、陽気がとても旺盛です。 地形は低く、湿気が多いため、土が柔らかくじめじめしているた...
ブログ

改変問題解説③「仕事の重圧とイライラ」

以前、投稿した解説②の続きになります。 解説問題②「焦燥感」( 今回は、仕事の重圧によりイライラするという記述を考察したいと思います。 まず、こういった情志に関する病因を「情志要因」といいます。 (詳しくは...
ブログ

情志要因(七情内傷)

今回はちょっと小難しいので学生の方には理解しにくいかもしれません。。。 精神的、情緒活動による発現される疾病の要因を情志要因といい、東洋医学的には七情内傷といいます。 歴代の医家たちは非常に重視していたことを考えても人間の感情...
タイトルとURLをコピーしました