備忘録

ブログ

改変問題解説③「仕事の重圧とイライラ」

以前、投稿した解説②の続きになります。 解説問題②「焦燥感」( 今回は、仕事の重圧によりイライラするという記述を考察したいと思います。 まず、こういった情志に関する病因を「情志要因」といいます。 (詳しくは...
ブログ

情志要因(七情内傷)

今回はちょっと小難しいので学生の方には理解しにくいかもしれません。。。 精神的、情緒活動による発現される疾病の要因を情志要因といい、東洋医学的には七情内傷といいます。 歴代の医家たちは非常に重視していたことを考えても人間の感情...
『素問』

『素問』異法方宜論篇 第十二 【湯液・漢方薬】

湯液は西方の国で発達したとされています。 西方は日が落ちる地域であり、秋季の気候状況に似ているため、収斂された金属を産出する砂漠地帯です。 住民は丘陵地帯に住んで風にさらされる環境にあり、水分が少なく土質は粗い場所で、毛布を着...
『素問』

霊蘭秘典論第八 肺・大腸

肺 ・相傅の官:君主である心を補佐する宰相の役割を果たしている。 ・治節焉(これ)より出づ:節は制御を意味し、各臓腑に対して調整する役割を持つ。 ⇒現代日本では、空気汚染等、肺が病むことが多く、相対的に後述する肝の方が力...
お知らせ

『素問』異法方宜論篇 第十二 【砭石:刺絡、カッサ】

本篇では、同病異治の道理について述べている。 ⇒各地で別個にそれぞれ環境に適応した医術が発達したがために同じ病でも治療法が異なると述べられている。 これは中国の各地域を指しており、東方は砭石、西方は湯液(漢方薬)、北方は灸、南...
お知らせ

霊蘭秘典論 第八 『素問』

脾胃 ・倉廩の官:現代でいう農林水産省の食料供給をする役。 【倉廩】米などの穀物を蓄えておくくら。米ぐらや穀物ぐら。 ⇒胃は受納を主り、廩の受け入れるという意味に通じて倉庫番としての役割がある。 ・五味焉(これ)よ...
お知らせ

アトピー性皮膚炎【四彎風(しわんふう)】

病名は清時代の『外科大成』に由来し、その頃から中医では治療されてきた病である。 この書には「四彎風は、月ごとに腿、脚の彎曲部に生じるもので痒さは耐え難い。風癬の形状を有し掻破すると瘡になる」 ・下肢に限局して記載されていますが...
お知らせ

霊蘭秘典論 第八 『素問』

この篇では、十二臓腑の各々の機能について論じられ、当時の政府の官職名にたとえて、各臓腑が人体において異なった働きをしていることを説明している。 霊蘭とは霊台蘭室のことで書籍を収蔵している場所を指し、秘典とは「至動は微に在り」を指し、...
ブログ

老子 第三章(安民)

※あくまでも一鍼灸師としてのいままで学んできた東洋思想を根底に参考文献を用いて、訳、解釈したものですので、一般的に訳、解釈されているものと違う恐れがありますが、悪しからずご了承ください。 1、不尙賢。使民不爭。不貴難得之貸。 ...
ブログ

「老子」第二章

※あくまでも一鍼灸師としてのいままで学んできた東洋思想を根底に参考文献を用いて、訳、解釈したものですので、一般的に訳、解釈されているものと違う恐れがありますが、悪しからずご了承ください。  1.天下皆知美之爲美。斯悪巳。皆知善之爲善...
タイトルとURLをコピーしました