『素問』 霊蘭秘典論第八 三焦

『素問』

三焦

●決瀆の官:瀆は溝や用水路を意味し、水を流したり、止めたりする役

⇒「決は通であり、瀆は水道である。

上焦が治まっていないと、高原に水が溢れるようになる。

中焦が治まっていないと、中脘に水が溜まる。(痰飲などの反応を中脘で見る際にヒントとなる。)

下焦が治まっていないと、水が大小便を乱すようになる。

三焦の気が治まっていれば、脈絡が流通し、水道も通利する。

ゆえに『決瀆の官』といわれる」。

➤張景岳の説

●水道焉(これ)より出づ。

⇒水利流通を扱う

血気を作り出し、それを全身に通じる役目を持っている。

●三焦は体内に於ける水液の流通と排泄の器官であり、又流通と排泄の通路である。

 肺・腎・膀胱・腠理などと密接な関わりを持ち、水分代謝の全過程に関わる。

➤張介賓『類経』

「ただ三焦もっとも大なり。諸臓これに比するものなし。ゆえに名付けてこれを孤の腑という。」

・西川靖至二「韓非子」株式会社KADOKAWA.2005

・石田秀実「現代語訳黄帝内径素問 上巻」東洋学術出版社.1991

・藤本蓮風「臓腑経絡学」アルテミシア.2010

・小曽戸丈夫、浜田善利「意釈黄帝内径素問」築地書館株式会社.1971

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