『素問』 霊蘭秘典論 第八  肝・胆

『素問』

・将軍の官:軍隊の指揮官、戦の統率者の事

⇒邪気に抵抗する、外邪と戦う作用を持ち、非常に猛々しい性格を持った臓

・謀慮焉(これ)より出づ:はかりごとを意味する

⇒邪気に対して肝の臓が、あれこれと思いをめぐらせて、対応しているということ。

外邪との戦いに計略と命令を下す働きを持っている。

※また、肝は「魂」を蔵しているから、精神作用として、常に人と対応したり、あれこれと思いをめぐらせています。

肝は「木」であり、「木」というのは上下にのびのびと伸びていくもの(条達)

それが精神的圧迫であったり、物事が思い通りにいかないことが続いたりすると肝の臓が病む。のびのびとしなくてはいけないものが妨げられると、中医学では「肝気鬱結」という病証の概念になります。

・中正の官:裁判官という意味で、中立な立場でこれを裁く所から来ている。

・決断焉(これ)より出づ:決定、決心するということ

⇒根性があって最後までやり遂げることができる人を胆力があると言ったりするが、決心することができるから惑わされずに最後までやり遂げることができる

※肝と共同して正邪を見分け、正をとり邪を追い払う決断をする

・西川靖至二「韓非子」株式会社KADOKAWA.2005

・石田秀実「現代語訳黄帝内径素問 上巻」東洋学術出版社.1991

・藤本蓮風「臓腑経絡学」アルテミシア.2010

・小曽戸丈夫、浜田善利「意釈黄帝内径素問」築地書館株式会社.1971

タイトルとURLをコピーしました