最近、保育所や幼稚園ではおたふく風邪がはやっているようです。
ちなみに、よく子供のおたふく風邪が大人になってかかるという話しをたまに聞きますが、すごくまれです。
では、どんな人が再発してるんでしょうか。
・子供の時にかかっていてもすごく軽度で、免疫ができなかった場合
・一度もかからずに大人になった場合(この場合再発とはいいませんが・・・(笑))
この二つぐらいが主ですが、、、実はおたふく風邪に似たような病気があります。
これに大人がなった場合、おたふく風邪が再発したと勘違いしてしまうことがあります。
当院の話ですが、アトピー性皮膚炎の治療をしているお子さんが来院されました。
昨日から顎の辺りが痛いらしく、病院では「おたふく風邪の疑い」があるということでした。
ついでに診察することに・・・
ちなみにおたふく風邪の説明をしますと、、、
ムンプスウイルスが原因で発症するもので、正式には「流行性耳下腺炎」といいます。
特徴としては、「発熱」「耳の下辺りの腫れ(耳下腺と言われる部分が腫れます)」です。
患者さんの話を聞いていると・・・
・熱がでていない
・腫れもきつくなく、顎の下辺りが腫れている
・痛みもきつくなく、普通に食事しているとのこと
「ん~どうもおたふく風邪っぽくない」
ここで、先ほどの「おたふく風邪に似た病気」の話ですが、これを「反復性耳下腺炎(以下、反復性)」といいます。
「反復性」は原因がいまだ不明ですが、アレルギー・先天性・唾液、内分泌異常、ウイルス感染が原因じゃないかといわれています。(ウイルス性はないとも言われています)
※ただ、あるとされてるのもあるので、移らないといますが、気をつけるに越したことはないのではないのかなと思います。
では、症状ですが、
・耳の下が腫れる(顎の下辺りが腫れることもある)
・痛みは軽く
・患部に触れると硬い
なんか似てますよね?(笑)
結局、治療の仕方は、おたふくも反復性もかわらないので、とりあえず治療させていただきました。